闇に差した光

二人は驚いたように私たちを見て、






「ごっ、ごめん。」





「ごめんなさい。許して。」





と素直に謝った。





斗真なんかは、前に私がキレた時に一週間口をきかなかったのを思い出したのか不安げに瞳を潤わせている。







どうやら私と真一は偶然にも同じくらいのタイミングでドアを(乱暴に)開け、見事にハモったらしく、隣には不機嫌そうな顔をして目をこすっている真一がいた。