闇に差した光

ということで、



その後私たちは和食レストランへ行き、

どっちが私の隣に座るかで斗真と星が喧嘩してたところ最終的に真一が座り、

まさに漁夫の利だと感心しつつも天ぷらやらなんやらをワイワイ賑わいながら食べた。




部屋に戻ると明日学校に行かなければならないという怠さからパッと眠りにつき現実逃避した。



いつの間にか窓から光が差し込み朝になっていた。

その光さえも邪魔に思えるほど今の私は機嫌が悪かった。

朝起きるといつもこうなんだ。

なんか、むしゃくしゃするんだよね。

すると外からギャイギャイと声(雑音)が聞こえてきた。

「おい、斗真！！俺が焼いた食パン、何勝手に食ってんだよ！？」

「いいじゃん、うるさいなぁ。真一と美琴、起きちゃうじゃん。あの人達、低血圧なんだから止めてよ。」




よーく、わかってんじゃないか斗真くん。


でも、もう遅い。



くだらない討論のせいで耳がキンキンしてきて腹立ちがMAXに到達した。




私は部屋を乱暴に開けて、




バンっ！！
バンっ！！




立て続けに聞こえた音…ん？





「「うっせぇんだよ！！てめぇらいい加減にしろ！！！」」




私が二人に向かって言うと見事にハモった声。




ドアを開けるタイミングも近かったようで私と真一の声と合わせて盛大な怒声やらが部屋に木霊した。