「おおかた、雷龍ってとこだな。気持ち悪いくらいに喧嘩好きだし。」







と言うと、









「そーだな、その雷龍っていう線は間違えていないと思うけど、








ちと質悪いとこに当たったようだぜ。」










と真一が意味深なセリフを返してくる。










「青鬼、黒鬼のメンバーがやられてる原因は主に二つ。







一つ目は相手側が武器を使ってくること。







二つ目は複数で一人の時を狙ってくること。







とにかく、やり方がきたねぇんだよ。」








なるほどね、だから青鬼、黒鬼共がやられるわけね。







「さっき真一は雷龍の線は合ってるって言ったけど、その根拠は？」









「あぁ、２．３人見たんだってさ、雷龍の、ゆ、び、わ。」









真一が自分の付けている指輪を指しながら言う。









「ま、意識朦朧としてたみたいだし見た人が少ないから保留にされてたみたいだけどね。」