「ふーん、で、それいつから?」






私が心底めんどくさそうに言う。






「ちょうど、美琴が引っ越した時くらいからみたいだぞ。」





私が引っ越した日?あの日は確か…






私と真一が星、零、戒を白狐から助けた日だったな。






私は特に目立つことしてないし、だとすると…








「ねぇ、真一。もしかしてあの日ピアスしてた?」








真一はさっきまでの冷めた顔つきを壊して





「えっ?!!!」





と、なんで知ってるんだ?とでも言いたげな顔に変わった。





わっかりやすいやつだなぁ。








このめんどくさい件の原因はこいつか…。