「ずるくないよ。だって、もう私が地味に学校生活送る必要もなくなった訳だし、星達はまだ無害な方だろうしね。」








そもそも、地味になっていたのは極力目立たないためで樹里に本来の姿を見せたりバレるようなことがあれば親達が面倒くさいことになるだろうから。








今はもう目立っちゃったし別居してるから問題ない。








「じゃ、じゃあ、俺も美琴のとこ言っていいよね！？」







斗真も諦めないな。








私はハァとため息をついてから







「斗真。あなた、お母さんのこと忘れてるでしょ。それに追っ掛けの子たちのことも。とにかく無理よ。」





と言った。










ちなみに追っ掛けとは、





斗真の高校は男子レベルが低すぎて異様なくらい斗真はモテている。





そのため、




毎日、毎日斗真は追っ掛けられていてその噂が他校までにも伝わったものだからあら大変。





恐ろしいくらい斗真の情報は追っ掛けの子達に伝わってる。







赤鬼のことは死守してるけど。