闇に差した光

現に今、樹里はあたふたしている。




「こっこれは…」




なんて弁解しようと頑張ってる。



憐れな…




真一は、


「はあ」




なんてため息なんかついて




「こんな族、潰す価値もないんじゃない?」





なんていう疑問を私にぶつけてくる。






私もわからなくなって少し考えてから、





「見せしめ、見せしめ♪」






と言ってみた。







まあ、もともとはこの学校で白狐を裏切った星、零、戒とそれに協力したと思われていた私が何不自由なく学校生活を送れるようにするためだったけど。