闇に差した光

「赤鬼だけで行くか。」



と真一が言った。





「そーだね。青鬼とか黒鬼とか呼ぶほどのことじゃないよね。」




と斗真。






「作戦は、どうする?」



と真一。







「普通に乗り込んでいいんじゃない?」
と私が言うと、




「えっ?美琴も行くの?」
と星。







「あたりまえでしょ。私に関係あることだし、逃げたとかいわれたりするのやだし。」




「でも危険じゃないの?」


としつこい星。









「大丈夫だ。」



と真一。








「わかった。」







とあっさり言った星。







これぞ鶴の一声ってやつだな。