「おい、白狐はここか?」










まさに救いの手を差し出された気分だった。









「チッ邪魔しやがって。面倒だな。お前らいけ。」











その指示を聞き、幹部がつぎつぎと襲いだした。









それでも余裕がある笑みを浮かべる男を見て思った。















ここはこの地域一帯では強い部類の暴走族の倉庫で






乗り込んできたのはたった一人で負けることは予想できていたけど






この男にひと暴れして欲しいと。