高校一年生の二月

話があるの、と呼び出され
昼休み誰もいない廊下にに私達2人は立っていた

話というのは、
転校が決まったということだった。

急な話にびっくりして

困らせたくないから
必死で涙をこらえる



『ルリ....ホントに、明々後日...転校しちゃうの....?こんな、時期に...』

「.....」
何も言わずニコッと笑っていたが
目は笑っていなかった。

最近様子がおかしかったし、

どうしてしまったのだろう......
『どうしたの?親友なんだし、....何でも聞くよ』