「えっ!?ゆゆ!?大丈夫!?」


華のデカイ声がする。


「どうかした?」


僕が行ってみると、ゆゆちゃんが倒れていた。


「ちょっと、誰か先生呼んで!!」


華が叫ぶ声を制して、


「いい。運んでゆゆちゃん家まで連れていく」



ぐたっとしたゆゆちゃんを背中におんぶすると、僕は立ち上がった。