バサっ……。


「ーーーっ」


僕はなんとかワンピを押さえたけど……



「ゆっゆゆちゃん!!!」


ワンピが風に捲り上げられて顔に張り付いている。




「ちょっ………」





僕は何故か恥ずかしくなって、なるべく見ないようにワンピをなおしてあげる。




当のゆゆちゃんは、真っ赤な顔をしてあわあわ言っていた。



でも、そんな横を歩いている僕の顔もきっと真っ赤だ。