だけど、腹が立つものは腹が立つもので。
ベットにダイブして、伊丹先生とのやり取りを反駁すると手足が動かずにはいられない。
教師になって思ったことは、自分が生徒だった時に見ていた教師の姿はたった一部に過ぎないということだ。
教師は授業をし、生徒の相談を受けて生徒を導いてあげるのが仕事。
それが教師になる前の私の教師像だったけれど、現実にはプラスαが付きまとった。
この2年で見たのは他の先生同士の険悪なムード、モンスターペアレントの謂れのない言い掛かりなど精神的に攻撃される教師の姿。
美原先生が言っていた通り、他の学校でも教育以外の精神的ストレスが原因で鬱になる教師のケースも少なくないと聞く。
夜遅くなることは普通だし休みも拘束されることもあり、逆に有給は取り難い。
だから、教師は最早体力勝負だと今は他の学校に転任した体育教師が胸を張って言っていた。
正直、この前のように寝不足なんかでふらふらしている場合では無いのだ。

