連絡が途絶えていた、佐久間さんに思い切って会ってほしい、とメッセージを送った。

会うのは正直怖い。

お風呂から上がると、新着メッセージが届いていて、髪も乾かさないうちに携帯を取った。

自然な言葉がそこには書かれていて、胸を撫で下ろした。

どうやら私は帰宅するまではなんとか佐久間さんに不信感を抱かせず、自分を振る舞えたらしい。

今週末を選んで返信すると、すぐに了解する返事が返ってきた。



当日、佐久間さんが予約してくれたこれまでの如くお洒落なレストランで食事をした。

「すみません。呼び出してしまって」

「俺の方こそ、あれから連絡しなくてごめんね」

私の気持ちの問題なだけで、気のせいなのかもしれないけど、何となく前のようには話が続かなかった。