「先生の弱みはそう簡単に手放すつもり、ないからね」
ええ、そんなところだと思ってましたよ。
こういう時だけ本当に楽しそうに笑うんだから。
「食べ終わったら、着替えに戻るよ」
「え?」
「こんなにサボってると、そろそろ香苗あたりが苛立つ頃だ」
アイスを食べ終わると、促されるままに生徒会室を出た。
体だけクマなのも不自然で、結局はクマの頭を装着し直すと、クスッと笑う声。
「結構気に入った?それ」
「そんなわけないでしょ」
今度こそ、と思って頭突きをしようとしたけど、またしても失敗。
「学習しようよ、そろそろ」
なんて、ニヤリと笑ってみせた。

