死神の囁き

その様子を見てそのおじさんは兄貴の腕を

つかんだ。





「やめろー兄貴を離せ…やめろやめろやめ

ろやめろやめろやめろ」





必死で叫んだ…。





すると思いもしなかった言葉を言われた。





「辛かったな…何があっても施設には渡さ

ない。安心しろ。だがこのまま君達の事を

見て見ぬふりするわけには行かない………

おじさんの家においで」