ターンタタッタターン〜♪〜♪

誰ー?まだ、7時...眠いし...

「んー...?」

琢からだ!...って喜んでない、喜んでない!

「もしもし...なに?朝から...」


あたし冷静、冷静いたって冷静...


「ごめんごめん!おっはー、由乃は寝坊助だからさー新学期から遅刻とか、クラス替えあるし困るかなと思って」


「おはよ、今起きたけどね、地味に助かったわ!さんきゅー」


こういう優しいとこ...

「地味にかよー、お前春休み課題やったよな?」


「やったけど...もしかして...もー、見せましょうか?」


またいつものこと...呆れる...
嘘、そんなとこも 好き...


「さすが!やったね!あのハゲ先に残されなくて済むわー!
いつもより早く待ち合わせでいい?」

「しょうがないなぁ、いいよー、じゃ後でね!」


「おう!後でなー!」

櫻木 琢。あたしの好きな人です。
一応ね...いや正真正銘好きです...

琢は幼稚園からの幼馴染、家はとなり、小中高と学校も一緒で登下校はいつも琢としてきた。

琢は男女問わず人気者、面白くて、笑うと顔がクシャってなってって...言い出したら止まらないや

今日から高校二年生、クラス替えがないから琢とクラスは一緒なの...!

席替えどうなるかなぁ...隣じゃなくてもいいので、どうか神様せめて同じ班にして下さい!!