「風宮、おはよー」

「はよー」

「風宮!昼休み、サッカーやろうぜ!」

「おぅ!」

男女問わず友達がいっぱいいて、爽やかで格好いい、風宮 颯君。

「……すごいなぁ」

思わず声に出してしまった。

私は、佐久川 美夏。15歳。

ごく普通の女子高生。