たゆたうたたか。



「ここ、すっごく綺麗な場所だよね。」
「....俺だけの、大切な秘密の場所。」
「なんかこんな場所にいると、自分の汚い部分が嫌になっちゃうね」
「....。」
「駄目なことだって分かってるのに、なんでやめられないんだろ」
「....まぁ。人間だしな。」

「ご、ごめん!初対面の人に私ったら何言ってるんだろ」
「良いんじゃねえの、別に」
「え」

景色が綺麗。そして隣の彼も。
とても澄んだ瞳をしている。

「駄目なことを繰り返していくうちに、きっとどうすれば良いのかそのうち気付く」
「....。」
「だからそれまであえて流されてみるってのも悪くないと思うけど?」


それはまるで今の私にそのまま突き刺さるような言葉で。
なんだかどうしようも無くて。
この感情を抑えながら、目の前の景色を見つめた。


「....二駅分歩けば、こんなに素敵な場所があるんだね」
「次会う時は、またここに来いよ」
「え?」
「その定期返しに来るんだろ?だから、その時の待ち合わせ場所」
「....そっか。うん。分かった。」