「他にも気になる部屋はある?」
「なんでも聞いて?さく姉」

「気になる部屋....。」


途中から楓くんもお兄さんの部屋に入ってきて、三人で談笑をしているとこんな話の流れに。


「あ!じゃあ、秘密の部屋とかってあるのかな?」

ちょっとおちゃらけておかしなことを聞いてみる。まぁ、あるわけないよね。
二人の反応を待っていたら、何故だか沈黙。


「....。」
「....秘密の部屋、見たいの?さく姉」
「え、あるの!?」

まさか本当に存在していたとは。
笑いを取るために聞いたのにまさかの展開。なんだか、こっちまで気まずい。


「んー。あるにはあるんだけど....」
「どうする?兄さん」
「でもやっぱり教えておかないとだよなぁ。」

なんか、微妙な空気....。
まずいこと聞いちゃったのかもしれない。