たゆたうたたか。



「....まずは、お兄さんのお部屋行ってみたいです!」

やっぱり年功序列?じゃないけど。
なんとなく、お兄さんのお部屋から。


「お!俺の部屋、気になる?気になる?」

選ばれたのが嬉しかったのか、やけに笑顔なお兄さん。
なんだかこっちまでつられて笑っちゃう。


「ゲッ....よりによって兄さんの部屋....」
「じゃあ案内しちゃおっかなー?楓、お前はひっそりと自分の部屋でも掃除しておけ!」

「....ふん。いいけど?もう絶対兄さんには俺のお菓子あげないから」
楓くんが、意地悪そうに笑う。

「....」
お兄さん、固まってますけど。

「絶対にあげないよ?」



「....楓。今度お前の大好物のモンブランケーキ、買ってやるよ。」



「ほんと!?さすが兄さん!うんうん!お部屋案内、いってらっしゃい!」


うーん....。なんだか、楓くんってやっぱり小悪魔?な気が....。
ケーキの話が出た途端、態度急変したぞ....。

しかもお兄さん、お菓子がもらえないのってそこまで重要ですか....。