「桜は....大丈夫だよな」


「え....?」


「....いや、何でもない」


揺れる、蓮の瞳。
よく聞こえなかったけど、何て言ったんだろう....?


そんなことを考えながらも
優しく漂う蓮の香りを私は脳裏に染み込ませた。