禊side

亜瑠の話は衝撃だった。


亜瑠が女だったんだなんて考えてもなかった。



亜瑠は俺が女嫌いって知ってるからごめんなさい。と謝って離れようとした。



その腕を引き包みこむ。


亜「え…?」

禊「言い逃げしてんじゃねーよ。俺の話も聞け。」


確かに俺は女嫌い。
女を信じてないから。
けど、けどな、

亜「ち、ちょっと!」
身を捩って逃げようとする亜瑠。
それを無視して話始める。

禊「別にさ。俺お前が女でもいいよ。」

お前は他の女と違うから。


信じたいと、
信じてみようと、思ったから。