「んで、さっきから佐倉は何してんの?」 「…………別に」 「何してーんの?」 私の席の元へやってきた杜山くん。 「わかんないとこ、ある?」 「そりゃあ……」 杜山くんは私の数学の課題を見つめながら、 「俺でよければ、教えるよ?」 と優しげなトーンで言った。