学校が近くなると、私たちは繋いでいた手を離す。 理由は、単に恥ずかしいから。 「紫雪、祐介くん!おはよ〜」 後ろから声がして、振り返るとそこには 友達の春川桃華とその彼氏、工藤光輝がいた。 「朝からラブラブだねっ」 私と祐介をからかうように言う桃華。 私は、 あんたたちだって朝から手を繋いでるじゃない! と言おうとして止めた。 「美男美女カップルだよね〜。紫雪と祐介くん」 桃華がそう言うと、光輝くんが 「も………桃華も可愛いよ」 と、綺麗に整った顔を真っ赤にしながら言った。