席替えからしばらくたったある日。 私は教室で一人、数学の課題をしていた。 終わらない課題とにらめっこをしといる時。 突然、教室に杜山くんが入ってきた。 「あれ、佐倉じゃん。まだいたんだ」 サッカーのユニフォーム姿の杜山くんが、すごくかっこよく見えた。 「杜山くんは?」 「俺?忘れ物」 そう言って杜山くんは、自分のロッカーの中を探り始めた。