BLOOD -unknown-




隣の席、だなんて……


関わりが多くなる。



「あ、隣の席………佐倉だ」



ニコッと微笑む杜山くん。


「………よろしく」


私は小さな声でそう言った。



みんなからは、うらやましい、と言われた。



「祐介くんの隣の席とか、最高じゃん!」


とか



「毎日隣であんなイケメンな顔を眺めていられるなんて、いいなあ〜」



とか………



私は嫌なのに。


しばらくはそう思っていた。