朝7時15分。 家を出ると、家の前に彼氏の杜山祐介がいた。 「ん、おはよ」 祐介はにこっと微笑む。 「おはよ!いつも送り迎え、ごめんね」 「いいって!俺が好きでやってるし」 そう言って祐介は私の手をとり、指を絡ませた。 「学校、行こ!」 輝くような祐介の笑顔は、朝日よりもまぶしい。