BLOOD -unknown-




「…………見たくない」



私は、そう小さく呟いた。


「雅をもう傷つけないで………」



こんなことを言ったら、和也くんは逆上しないだろうか。



そう思ったが、思いを彼に訴えることしか、私にはできない。



「………なんで……………なんでこんなことするんだよ…!

警察に捕まったらお前は……っ」



かすれた声で雅が叫んだ。


和也くんは妖艶に微笑み、


「僕に法なんて通じないよ」



と言った。