「ひっ………………」 和也くんは、私たちの前に立っていた。 いつの間に………? 「M、やっぱ殺してあげる」 そう真顔で言う和也くんの手にはサバイバルナイフが握られていた。 月の光に反射したその刃は、黒く光っていた。 血だ。血の黒だ。 「誰かを………刺したの?」 私がそう聞くと、和也くんは頷き、 「祐介をね」 と言った。