BLOOD -unknown-




小屋に入ってきたのは和也。



ベッドの上を見て目を見開いている。



いるはずの紫雪と雅がいないことに驚いているんだろう。




「どうなってんの?」



怒り狂った和也の目は鋭く光っていた。



「逃がしたよ」



この瞬間、俺は死を覚悟した。



許すはずがない。



奴隷が主を裏切ったんだから。



その代償は死に価する。