「逃げて」 俺は紫雪の耳元でそう呟き、紫雪の手足の鎖をはずした。 わけがわからない、という顔で俺を見つめる紫雪。 「どうして……?」 「俺、リベンジしたいんだ」 俺は雅の鎖もはずした。 紫雪はすぐさま雅の元へ駆け寄り、雅を抱き締めた。 「よかった、雅…………」 「いっ…………痛い……」 痛みに顔を歪める雅。 それもそうだ。