でも。 ホラー映画のグロテスクなシーンではいつも目をそらしてしまう俺だけど、 なぜかその時だけは、 その光景を見つめていた――――……… 「………か、ずや……。 もう…………」 やめてくれ――――……! やっとの思いで声が出た。 俺はふいに我にかえったんだ。 「杜山くん。きみは気にせず、ここから逃げて。 後のことはすべて、僕に任せてね」