BLOOD -unknown-




その日の夜。



「ねえ?お母さんのお腹の中にね、新しい赤ちゃんができたのよ」



母さんが俺と妹にそう告げた。



「本当?私に妹ができるの?」



妹は嬉しそうにはしゃぐ。


「んー、男の子か女の子かはまだわからないけどね」


母さんが嬉しそうに笑う。


母さんや妹の幸せそうな顔、久しぶりにみた。







そんなことを思っていると、ガチャリ、と鍵の開く音がした。



原田が帰ってきたんだ。