ある日の放課後、あやと学校から帰ろうとしていた香織に 「ちょっと今大丈夫?」 「えっあっはい。」 「体育館の裏来て。あっ一人で来てね。」 と言って香織をキッと睨むのは 小野寺楓(おのでらかえで)だった。 「あや、あたし行って来るから先に帰ってて!」 「うっうん…」 あやは心配そうに香織の後ろ姿を見ていた。