杏花は亮介くんといちゃつきはじめていたのをちらちら見ていた。 「あんた、彼氏とかいないの?」 「え?いないよ?」 「あそう」 「なんで?」 「なんとなく。」 (啓太くんっていつもこんな感じなのかな…?) 「どんなやつがタイプなの?」 「え?えっと、うーん、やさしくて背が高くて、面白い人とかかな?」 「それ俺じゃん。」 と言って笑った。 (啓太くんは笑い方が先生に似てるな…)