Mein Schatz


「木下さんの主治医になりました。加賀見です。」

言葉を発するのも苦しいくらい


──どうしようもないほど君に釘付くになった──


「香織さんって言うんやー」



(うわっやばっ思ったことを無意識に言ってしまった…)



俺は年甲斐もなく彼女の一つ一つにときめいていた。


まるで初恋をした少年のように──


いや、もしかしたらこれが"恋"なのかもしれない。