金平糖心中

金平糖の散らばるなかで、私たちは互いの手を握りしめる。

細い10本の指が絡み合うのを感じていたら、触れた場所からどんどん混じって一つのものになってしまえば良い。とさえ思った。


どうして私たちは交われないのだろうか。

どうして、私は私で、甲斐田は甲斐田として生まれてきてしまったのだろうか。


もしも始まりが同じ一つだったとしたら、私たちはこんなことをしようとは思わなかっただろう。

すべて神様の意地悪だ。



そうだ。いつも神様は意地悪ばかりする。

あの織姫と彦星を、1年に1度しか会えないようにと天の川で隔ててしまった。

彼らは恋に溺れて周囲に迷惑をかけたから、仕方がないと言えばそうかもしれない。

けれど。



私たちは誰に迷惑をかけたというのだろう。