金平糖心中

あまり意地悪をするのは良くないので、私も立ち上がって甲斐田に向かい合った。


「ありがと。私の言葉を掬ってくれて」

「……どういたしまして」

ようやく甲斐田は機嫌を取り戻して、また薄い唇を歪めて笑った。



甲斐田の笑みを横目に、私は自分の左側に零れた金平糖をかき集めた。
連なるように並べて、ほら。

「私も天の川の中に居るよ。
甲斐田と一緒だよ」

甲斐田はまた笑った。