金平糖心中

「…な…ハナ!」

「っか、いだ、どうしたの?」

どうやら意識がトリップしていたようだ。

甲斐田が心配そうに私の顔を覗き込んでいた。

「こっちのセリフなんだけど。大丈夫?」

「あ、うん、ごめんね、大丈夫」

「そっか。ならいい」

ちょっと申し訳なくなって、繋いだ手をにぎにぎしていると、甲斐田が呟いた。

「さっき、ハナが金平糖って星みたいだって言ったよね。
そしてあたしはなんちゃって天の川を作った。

こうやって金平糖の天の川の中にいるってことは、あたしたち、
天の川で溺れてるみたいだよね」


その言葉に、私はひと呼吸も置かずに宣言した。




「私は甲斐田と一緒なら、天の川に沈んでも構わないよ」