その日はこうたと一言も喋れなかった。

 こうたは視線も合わせてくれなくて、苦しくて苦しくて……

 こうたは私のこと嫌いになっちゃったのかな?

 でも……
 
 こうたのことばかり考えていて、結局一睡もできなかった。