私はこうたとただその場に立ち尽くしていると私の携帯の音が鳴り響いた。
「ご、ごめんあ、お母さんからだ。は、はいもしもし?」
お母さんから電話はかなり珍しい。
『あ、もしもしさよ~?言うの忘れたんだけどぉ、今日からこうた君のお母さんとお父さんと海外旅行に行く予定だったのぉ~。さよ鍵もってないでしょ?だからこうた君の家に泊まってねぇ?お着替えはちゃんと置いておいたからね?3日後にはちゃんとかえるからねぇ~』
は?は?は?は?
「ちょ?お母さんなに言ってるの?」
『あら、飛行機来ちゃったわじゃあねさよ』
プッーツゥーツゥーツゥーツゥー
やられた。
いや、あの天然な親め!
服じゃなくて鍵を置いてけ!!!!!!!!!!!!
え、待て待て…
泊まる?
こうたの家に?
「さよ……話聞いた?」
こうたは苦笑いしている。
「まさか……」
「うん…紙に書いてあった。」
私はそれ以上なにもいえませんでした。

