歩いているとかなみが急に振り返った。 びっくりして立ち止まるとかなみが口を開いた。 「昨日………泣いた理由を聞いてくれる?」 かなみは少し俯きながらいう。 「聞かせて下さい。」 かなみの親友でいたいから。 かなみのことを知りたいから。 私は真っ直ぐかなみを見つめた。 かなみは少し照れくさそうに話始めた。