キミの記憶。

昼休み。


「ねえー、愛ー聞いて。」
「ノロケは聞きませーん。」
「違うよお」
「じゃあ聞いたげる!」
「・・・うん。」
「どうしたの?」
「今日、朝さ、体育だったの。それで、着替えようとおもったら
制服がゴミ箱の中だった。」

「・・・はっ!?ゴミ箱!?!?」
「うん。」
「それ、イジメじゃん。」
「だよねー。」
「駿斗くんには言ったの?」
「いや・・・まだ・・・。」
「早く言っといたがいいよ。」
「うん。」
「私も協力して犯人見つけるからさ」
「ありがとう。」
「うん・・・。そろそろ5時間目始まるし、戻るね!」
「ばいばい!」

愛は、私の教室から、自分の教室に戻って行った。