マリの毎日

今更ですが、4人は同じ中学に通っていたりします。ええ、後付けですとも。



気まずい時間を過ごしていたマリ達でしたが、ある日、マリはワリに呼び出されました。

人気のない校舎裏へ行くと、ワリは気まずさを顔いっぱいに浮かべて立っていました。


「マリ……あのさ、俺、本当はルイコのことまだ好きなんだ。あの時は驚かせてごめん」

「あっああ…いいよいいよ! (よかったー本気じゃなかったんだ)」

「でも試合はしょうがねえよな……俺あの時周り見えてなくて、コーチに言っちゃったし……まあ練習試合だからな、軽い気持ちでやろうぜ!」

「うん!」


それなりにすっきりした気持ちで、練習試合の日を迎えられたマリでした。





練習試合当日、マリ&ワリvsヨシ&ルイコでの戦いです。


(うわ……ヨシ君すごいイライラしてる……それに比べてルイコはいちゃいちゃいちゃいちゃ……(`・Д・´)むっかっつっくっ!)


いちゃいちゃハートが飛んでいそうなルイヨシサイドに比べ、
異様な熱気に包まれたマリワリサイド。

特にマリさん千切れそうなほど靴紐を引っ張って結びます。



試合開始!


最初は慣れないペアにお互い困惑し、とってはとられの泥沼状態。

しかしペアに慣れてきた頃、ルイコのいちゃいちゃとマリの怒りの炎はピークに達し、
そのためできたルイコの隙に付け込んだマリワリチームの大勝利。


しかし、マリとしてはあまり嬉しさも感じられませんでした。
ヨシ君の誤解を解かないことには明るい気持ちにはなれなかったから……


マリは、ワリへの労いもそこそこに、試合が終わるなりヨシ君のもとへ走り寄りました。