「うん! あたしもヨシ君のこと大好き。マリもよかったネ」
(な……なあんてわざとらしい……どおしてヨシ君は気づいてくれないのお!?)
予想外の展開に冷や汗のワリの横で唖然とするマリ。その耳元で、ルイコが囁きました。
(「そいつ、私にはレベル低いけど、アンタにならピッタリじゃない?」)
……待ってえっ!(。'Д`;)ノ
……本当のところ、ヨシ君も、ルイコが好きなわけではありませんでした。
(なんだよマリのやつ……ワリに告られて嬉しそうにして……なんかむかつく!)
ヨシ君は、自分の気持ちにも気がつけない、しかも思い込みの激しい男の子。
やきもちを、丁度ルイコがそこにいたのでルイコを使って解消したかっただけなのです。
ワリだって、愛しのルイコをとられて黙ってはいません! さあ!
「……はっ、それなら話は早いよな。俺はマリと試合に出る。コーチにもそう話すからな! おいヨシ! 後悔しねえな!?」
「こっこっここ後悔なんてするわけねえだろ! ルイコと試合に出られるんだからな!」
顔が引きつるヨシ君。これぞやせ我慢。
そしてなんだか爽やか系のメッキが剥げてきているような気が……
「あばよ!」
なんだか場にそぐわない捨て台詞を残し、ワリは去っていきました。
「それじゃあね、マリ。お互いベストを尽くしましょうね(`∀')」
……残されたのは、1人納得のいかないマリだけ。
「……ヨシ君のばかぁー! あほぉー! ぼけぇー! おたんこなすぅー!」
悪口にしては小学生並みの独り言を呟き、女優のように涙が出るわけでもなく、ふてくされているマリでした。
(な……なあんてわざとらしい……どおしてヨシ君は気づいてくれないのお!?)
予想外の展開に冷や汗のワリの横で唖然とするマリ。その耳元で、ルイコが囁きました。
(「そいつ、私にはレベル低いけど、アンタにならピッタリじゃない?」)
……待ってえっ!(。'Д`;)ノ
……本当のところ、ヨシ君も、ルイコが好きなわけではありませんでした。
(なんだよマリのやつ……ワリに告られて嬉しそうにして……なんかむかつく!)
ヨシ君は、自分の気持ちにも気がつけない、しかも思い込みの激しい男の子。
やきもちを、丁度ルイコがそこにいたのでルイコを使って解消したかっただけなのです。
ワリだって、愛しのルイコをとられて黙ってはいません! さあ!
「……はっ、それなら話は早いよな。俺はマリと試合に出る。コーチにもそう話すからな! おいヨシ! 後悔しねえな!?」
「こっこっここ後悔なんてするわけねえだろ! ルイコと試合に出られるんだからな!」
顔が引きつるヨシ君。これぞやせ我慢。
そしてなんだか爽やか系のメッキが剥げてきているような気が……
「あばよ!」
なんだか場にそぐわない捨て台詞を残し、ワリは去っていきました。
「それじゃあね、マリ。お互いベストを尽くしましょうね(`∀')」
……残されたのは、1人納得のいかないマリだけ。
「……ヨシ君のばかぁー! あほぉー! ぼけぇー! おたんこなすぅー!」
悪口にしては小学生並みの独り言を呟き、女優のように涙が出るわけでもなく、ふてくされているマリでした。


