マリの毎日

「俺、お前のこと好きなんだ。実は前から見てて……ルイコと練習してる時なんか、ルイコとは比べ物にならねえ程キレイなフォームだし……」

「はいーーーー!? (゚ロ゚ノ)ノ 」


若干棒読みな感じで、ワリはマリを褒め称え続けます。
明らかに不自然なのですが、興奮状態の中誰も気がつかず……

ルイコなんて蒼白で、決してヨシ君には見せられないような顔してます。





……実はその告白、ワリからルイコへのあてつけのためでした。

まだルイコを想っているワリは、なんとかルイコの気が引きたく、その相手をルイコのぺアとなったマリを選んだのです。

当のマリも気がつかず、もちろんルイコも信じ込み……




そこで、はっ! と、マリはワリの隣にヨシがいたことに気がつきました。


(どっ……どうしよっ!?今のヨシ君に聞かれてたかな……!?)


まあたぶんそうだろね。ヨシ君、左右に1つずつ耳持ってますし。


(と、とりあえずスマイルー……('∀`;))


とりあえず、とりあえずのマリ。ろくな人生送れないよ。

と、マリが無駄に顔の筋肉を駆使していると、ヨシ君は何やら複雑な面持ちで、ルイコの方へ近づいて行きました。


「丁度よかった。俺、ルイコのこと好きなんだよ。これでペアできたじゃん。……つか、ルイコはどう思ってんだ?」


Oh! まさかの展開! 略してMT!