2番目の恋

すごい緊張した。


私は教室でコウを待っていた。


もう本当に本当に緊張していた。


ガラッ。ドアの開く音。


コウがはいってきた。


教室にはクラスメイトがいた


そこにタクもいた


「おっはよーコウ!!」


「はよ....」


「今日早いな!」


「そうか?普通だよ」


がたっ。勢いよく私は立った。


そして、とっさにその場所から逃げた。


恥ずかしい。


恥ずかしい。


ただ恥ずかしくて、教室をでてしまった。


そして


コウとは約7ヶ月間喋れなくなる。


いつもやっていたメールのやりとり、


一緒に喋ったり、


気がつけば、5人集まることもなくなった。


ミルが私を気使ってくれた。
「奈々、大丈夫?」


「みる...ごめん、5人の仲壊しちゃって」


「何言ってるのー?私は奈々がいれば十分」


「みる...ありがとう」


みるは本当に優しい。いつでも私の味方になってくれた。


「おい、奈々!」


「ナオか、なーーーにーーー?」


「お前、コウとなんかあっただろ」


ナオはなんでもかんでもすぐに気づく。


「うぅっ」


「やっぱりなー」


「ナオには関係ないでしょ。」


ナオ「まーな、でも俺に頼れよな」


奈々「ごめん、言葉きつかったよね」


ナオ「ばーか、それほど悩んでるんだろ」


ナオと私の会話誰かが聞いていた。


誰かはわからない

けど、クラスから学年へとコウと私の噂が広まった。


時には冷やかしてくる男子が

「なぁなぁ!コウと奈々!お前らなにあったんだよ!」


「ねぇよ、なんも」


「うそだー」


私も気刺さず、
「ないからなんも」


「まじでかよ?じゃぁなんであんな仲良かったのに喋らなくなったんだ?お前ら付き合ってんのか!?」


私も耐えれなくなった。


「だーかーらー!本当になんも「奈々ー!先生呼んでる!」


ミルの声だった。


ミルと私は教室をでた


「奈々?大丈夫?」


私はただ、ただコウのことでいっぱいになった。


「ははは...本当に自分が嫌になるよ。」


「奈々....」


「なんてねーミル、助けてくれてありがとう!」


「う、ううん...」


まさか7ヶ月間も喋れなくなるなんて、私も想像していなかった。


きっと時間が解決してくれる。と、そう信じていたのに