2番目の恋

中学2年生の5月の下旬。


あっという間に自然教室は終わった。


いつも通り、私はミルと喋っていた。


「いつ思い出しても、自然教室。幸せやった〜」


「ほんま♡楽しかったよね〜」


そう言いながら思い出話で盛り上がっていたら


ナオとタクとコウが来た。


「まだ言ってんのかよ」


そしたら、ミルが「だって...ねぇ〜?」といいながら私ににやり


ちょっとミルの顔が怖いと思いながら「うんうん」うなづいた。


そしたら、コウが背を伸ばしながら
「終わったもんは終わっちまったけど、もう一回いきてー!」


「俺もー!やばかった!」


私たち5人は相変わらず仲良くて、いつも休み時間は教室で喋ったり、一斉送信で会話したり、遊んだりした。


しかも、コウともメールのやりたりをよくしていた。

それに気づいたミルが
「奈々!やっぱコウのこと!好きっしょ!」


「う、うん....」


「やっぱー!ばればれ笑」


「え!うそ!?」


「顔に出てるもん笑」


「うわ!恥ずかしい!」


「告っちゃえばー?」


「え!無理無理!」


「いいじゃん!付き合う方が楽だよ!なにかと!」


奈「で、でもさー...」


「じ・つ・は!うちナオが好き♡」


「ええ!そうなの!?」


「うん♡」


「告れば?」


「奈々が告るなら。」


「うっ...無理っすよ....」