次の日、私は緊張しながら学校へ行った。


今日はサッカー部の朝練だ。



丁度サッカー部の朝練が終わったぐらいに私は学校に着いた。


「あ...朝練終わってたんだ...」そう思ってたら、


まさかのコウとトモヤが歩いて私の方へ向かってきた。


ヤバイ...バレる...


私は靴箱に靴をおき、上履きに履き替えようとした。


後ろをみた。


後ろでコウとトモヤが自動販売機でお茶を買っていた。


「に、逃げよう...」と思ったら、


「お!奈々!」


「あ〜...、と、トモヤじゃん...おはよー」


「はよ」


トモヤの顔はとても幸せそうで、私をみていた。


トモヤのその顔はずるいよ...


「あ...そのっ...」


「なに?奈々」


「ううん。なんでもない」


そんなことを言っていたら


「なぁ...トモヤ、もう行くぞ」


コウはお茶を飲みながら言った。


「ん?あー、わりぃわりぃ、あとでな奈々」


「う、うん」


そういって、コウとトモヤは部室へ戻った


私も教室に行った


自分でも気づいた。


トモヤという大きな存在に私がどきどきしていることを。