トモヤと付き合ったら、楽しいと思う。


トモヤがどうこうじゃなくて、私がまだコウのこと追ってるのがいけないんだな...。



私はずっとずっと悩んだ。


そんなある日、委員会の終わった後


教室で



いつも通りな感じで、トモヤと喋った。


お互い少しギクシャクしてたけど


いつも通り普通に。


けど、急に


「なぁ...少しは考えてくれた...?」


「えっ...あ、うん...」


「...」


「...」


「今、今教えて。返事」


「そ、それは...」


「コウのことまだ気になる?」


「そ、それはないよ!」



「好き、俺、好きなんだよ...ずっと」



「...」


トモヤは辛そうな顔をしていた。



私が答えを出さないのがトモヤを傷つけてる。


「い、今まで...トモヤのことそんなふうに見たことなかった。だから、そんなふうに言われて戸惑ってる。」


「だよな...」


「...しかも、振られたばっかで...なんていうか...そんなすぐに...」


「...。付き合って、好きになるはダメなの...?」


「...。それは...」


私はうつむいた。



「ダメ...?」



トモヤが私を覗き込んだ。


覗かない...で...


絶対に顔赤くなってる...


「....。」



「あ...その...」


前を向いたら、トモヤの顔すごく近かった。



「...。」



「トモヤみてるとドキドキする...。けど、やっぱ振られたばっかで...」



「そんなん関係ねぇよ。前に進むのが早い遅い関係なぇよ、お前次第なんだよ...」


わからなかった。けど


「....いいですか...?」


「え...?」


トモヤがすごい驚いた顔をした。



「これから好きになるみたいな...その...最低でしつれ...「全然いいよ」


私の話を最後まで聞かずに


「ゆっくりでいいから俺のこと好きになって」


トモヤの顔をみた。彼はすごく優しい目で私をみた。


私は彼の瞳に吸い込まれそうだった。


「うん...」



彼は、私をゆっくり抱きしめた。


いごごちがよかった。


私は彼に「ありがとう」と、言った


彼は「ううん」と言い、いつもの笑顔で私をみた。


すごくすごく幸せだった。